雑感

茜唄が聴こえる

 「ここだよ!!ここ!!ここにいるよ~~~という唄?怪しげな声が聞こえてくるではありませんか。あらら~~~。目が合ったら最後、積読になることが分かりつつも気が付いたら上下巻共に手に取ってレジへ並んでいる自分がいました。

 これは、生命の唄。これは、家族の唄。これは、愛の唄(上巻の帯より)・・・私にとってはサボりの唄、いえ誘惑の唄です。こよなく平家物語を愛してる私が、この本を連れて帰らずにいられるはずがないわけで・・・。

 結局、2冊お買い上げ。同じビル内にある喫茶店で読書タイム至福の時を過ごしました!!以前に友人が「私も平家物語大好き!!涙なしでは読めないよね。特に義経と静御前と悲恋なんて最高と言ったときには卒倒そうになりました。

 え???平家物語って恋愛ものなの?そもそも義経ってNHK大河ドラマでは滝沢秀明主演だけれど実際は出っ歯でチビで・・・。後世の映像・イメージで物を言うのをやめて~~~と大騒ぎした私。

 では、私は何が好きか?それぞれの登場人物の生きざまが描かれている点です。とはいえ平家物語に初めて触れた中学生時代。当時は「は?読めない・・・意味不明」と呟きました。そもそも平家物語は和漢混交文なのでいきなりだと難しく感じるのは当然です。

 きちんと古文特有の意味、訳し方を学んだからこそ内容を理解でき、ジーンと感動するのです。今も昔も中学生は平家物語の「敦盛の最期」は教科書で学びます。ただ、冒頭部と本文の横に書いてある訳を丸暗記して終わりという状態。

 もったいなすぎ!古文独特の意味や訳し方を知ると自力で訳せるし、他の作品にも生かせるのに~~~と。というわけで、近々「古文動画(1本4分程度)」のキャンペーンを行おうと張り切っています。どの動画にするか等、詳細が決まり次第アップしますね!

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