指導法 雑感

おすすめ問題集を聞かれたら?

 教育法、勉強法・・・いわゆる○○法とは一種類ではありません。個々のケースに応じて対応すべきです。それゆえ、いわゆる一般論や著名人の発言等々の1つの方法だけを信じるのはダメだなあと思う今日この頃です。

 今日、某方のメルマガを拝読した際に「辞書を選ぶ際には自主性をはぐくむために本人に選ばせるのがいい」とありました。確かに辞書に関してはどの辞書も大差はないので私も同じようにアドヴァイスするでしょう。

 しかし、これが辞書ではなく問題集となると話は変わってきます。なぜならそれぞれにおいて目的や学習到達レベルが違うからです。では、問題集の場合はどうするか?

ケース1:保護者も生徒も具体的な希望がない

  • 生徒の学力レベル
  • 目標とする学校や偏差値
  • 学習ペースや性格
  • 過去の問題集の取り組み状況

これらの情報を把握した上で、いくつかのおすすめ問題集を提示し、それぞれのメリット・デメリットを説明します。その上で、生徒に実際に問題集を試し、気に入ったものを選ぶよう伝えます。

ケース2:保護者や生徒に具体的な希望がある

保護者や生徒の希望を詳しく聞き取ったうえで、希望に合う問題集をいくつか提案する。その提案を参考に、最終的に生徒に選ぶよう伝える。

ケース3:生徒が自主的に問題集を選びたい

問題集を選ぶ際のポイントをアドバイスし、いくつかのおすすめ問題集を紹介したりする。

 どのケースにも共通しているのは①自主性や状況を把握する②参考として具体的な問題集、問題集選びのポイントを伝える、この2点を私は心がけています。放置と見守りは違うというスタンスで頑張っています!来年度、文章指導枠にはまだまだ余裕があります。ぜひご検討くださいね🖊

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