「先月、オープンしたラーメン屋さん、とっても美味しいよ。」(形容詞あり)
「先月、オープンしたラーメン屋さん。口にスープを含んだ瞬間にコクとうまみが広がるんだ。」(形容詞なし)
この2つの文を比べるとどちらが美味しそうですか?私は2番目の文です。なぜなら情景が目に浮かぶからです。相手に伝わる文章というのは、情景が目に浮かぶような文章をさします。
となると・・・形容詞はあまり多用しない方が伝わります。物事の様子を表す形容詞は一言で表現できるのでとっても便利ですが、が、が、便利ゆえについつい無意識に使い過ぎてしまい、結果としてあやふやな文章になってしまうのです。
便利な使いやすい言葉を時には封印して自分なりの言葉で表現すると生き生きした文章になります。形容詞を封印したらどうやって書けばいいか?方法はいくつかありますが、一番やりやすいのは「オノマトペ」!
「トントン」「ワンワン」「ドスン、ドスン」といった音をあらわす擬音語、「フワフワ」「さらさら」「ざらざら」といったものの様子を表す擬態語、などをオノマトペと言います。ぜひぜひこれらを使って生き生きとした文章に挑戦しましょう。