先日、知人がマスクなしで自転車に乗っていたら高齢の男性から「マスクして自転車乗らなきゃダメだ!」と一喝されたそうです。それを聞いた時、とっても残念な気持ちになりました。
人と密接していない状態においてもマスクって必要でしょうか?人のことを自分の価値観や基準でジャッジして責めること自体、残念な行為だと思うのです。
同時に、正しい読解力を身に付けることが楽に生きることにつながると強く強く主張したいです。皆さん、次の2つ文章を読んでみてください。
(1)「マスクには一定の予防効果がある。」
(2)「重症化すると死に至る人がいる。」
(1)は「マスクには一定の予防効果があるが、完全に防ぐことは出来ない。」
(2)は「罹患した人がすべてが死に至るわけではない。」と言い換えることが出来るのです。最近、私が危惧することが・・(1)(2)の文章を「マスクは絶対的」「罹患すると死ぬ」と誤った解釈をしている人が多いことです。
むろんマスクを着用したほうが感染症拡大を防ぐためには有効でしょう。しかし、今の季節・・・マスクを着用することによって熱中症にかかりやすくなる、深い息が出来ず苦しくなる、浅い呼吸による免疫力低下が起こりうることも事実なのです。
にもかかわらず異常なまでのマスク信仰、感染症に対して異常なまでにヒステリックになっているタイプが見受けられます。人それぞれ事情があり、特定の人の意見だけが正しいとは言えません。
ただ一つ言えることは文章を正しく解釈することによって偏った、下手すると狂信的な思考になることを防げるのでは?ということです。何事もそうですが「完璧」なんて有り得ません。
まずは情報を正しく解釈(読解)し、自分自身が出来る範囲で、そしてあらゆる面からのバランスを考慮して行動することが何よりも大切なことだと思う今日この頃です。