雑感

好きこそものの上手なれ

 「下手の横好き」という諺があります。「下手なくせに、その物事をむやみに好み、熱心なこと。」という意味で少々皮肉ったような意味合いです。逆に「好きこそものの上手なれ」(好きな事にはおのずと熱中できるから、上達が早いものだ。)という諺もあり、最初は下手であっても「好き」と言う気持ちが大切だということをこの二つの諺が言っています。

 少なくとも「好き」という気持ちは上達への最低条件でしょう。さて「得意」は上達への条件となるか?と聞かれると個人的には「うーん・・・条件としては弱い」と言わざるを得ません。なぜなら「得意」だけで、「好き」という気持ちがない、あるいは「好き」という気持ちが弱いならば努力が続かないからです。

 さて私事ですが・・・9月中旬から「中学生向け」国語のオンラインプログラムの制作に取り組んでいます。今までに2本(文章講座、読書感想文講座)を作りましたが、それらの3倍のボリューム。

 つまり前回までの3倍の速さで作らなければ間に合わない?!(専門家に指導を受けることが出来るのは3か月で、3か月目ギリギリで完成しました。)と必死で取り組んだところなんと1か月目にして動画撮影をすでに終了、作業の半分以上を終えています。

 さすがに3回目で慣れているという事情のみならず「好き、楽しい」と言う気持ちが大きくかかわっています。動画撮影は大変ですが、国語を指導することが楽しい~という気持ちのお陰で頑張ることが出来ています。

 何はともあれ進路選択とは「自分は何が好きか?何ならば長く続けても嫌ではないか?」を考えてみるよいチャンスだと思う今日この頃です。

 

-雑感

© 2024 作文110番