国語勉強法

「色」のイメージ

 「黒」という色に対して皆さんはどんなイメージを持ちますか?若い子たちにこの質問をすると「おしゃれ!かっこいい!」という答えが返ってきます。確かに…ファッションにおいては黒は用いやすい色です。例えばトップスを黒にした場合、ボトムは何色でも合います。

 でも私の中では「黒い服」≒「喪服」のイメージがあり・・・黒い服はほとんど着ませんし、似合いません。生徒からも「先生が全身黒ずくめだと怪しい魔女だよね。ハロウィンの仮装パーティーに出られるよ~!ガラス球を水晶代わりに持ったら完璧!」なんて言われる始末。

 このように「黒」という色に対して、それぞれが持つイメージや好みが違います。が、が、が、国語の小説では「色」が心象風景として用いられることが多く、基本的に「黒」は「憂鬱、ネガティブ、悲しい、激しい落ち込み」といった意味で使われることが多いです。

 逆に「白」は「すっきり、さっぱり、さわやか、すがすがしい」というイメージで用いられることが多く、そのことを覚えておくと「主人公の気持ちは?」という問いに対して正答しやすくなります。つまり小説における心情を表す色の意味を覚えて、色を正しく翻訳しないと✖になるのです。

 翻訳というと語弊があるかもしれません、もう少し分かりやすく言うと「言い換える」ことです。慣れるまでは大変な作業ですが、慣れると「教科」としての勉強は答えがあるから、ある意味気が楽です。習うより慣れろ?!デス!

 

 

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