文章の型

意見文とは?

 「意見文」は中学生泣かせの夏休みの宿題の一つです。そもそも、「意見文」と「作文」の違いが分かっていないタイプが多いです。

 「意見文」とは読んで字のごとく「自分の意見を主張する」文章なのですが、意見文のつもりが作文になってしまうパターンが多いです。

 では、どうすればいいか?ズバリ!「型」に当てはめることです。内容のポイントとしては①きちんと自分の意見が書かれている②想定されるであろう反論、さらには反論の反論がある③意見に対しての根拠が組み込まれている、以上3点をきちんと満たすことが大切です。

 また、テーマを決める際にも注意を払うべきでしょう。決して壮大なテーマでなくていい、自分の本音で書けるテーマを選ぶようにした方がいいでしょう。

 例えば、意見文というと「ごみ問題」「自然保護について」「命について」といったテーマを選ぶ生徒が多いですが、日ごろからそんなことを考えて生活しているでしょうか?

 むろん、意見文を書くにあたって新しく調べて色々と考えて書くならば素晴らしいです。しかし、日ごろから大して興味や関心を持っていないことをテーマに選んでも苦痛なだけです。

 意見文とはあくまでも「自分の意見」を書くものなので、壮大なテーマを選んで専門家の意見をなぞるだけになるよりも、身近なテーマを選び、しっかりとした「型」に当てはめることが大切です。

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