雑感

卵が先か鶏が先か?

 「東大生のノートは必ず美しい」という本が以前に話題になったことがありました。つまり、きちんと頭の中が整理されているから美しい分かりやすいノートを作ることができるということなのでしょう。

 で、で、で、実際は・・・確かに美しいノートを作っている人もいるけれど、メモ書き程度のぐちゃぐちゃのノート、場合によってはノートすら作っていないというタイプも一定数いるという調査がなされています。

 真偽のほどはともかくとして、「きちんとしたノートととっている」人が勉強がそれなりに出来るという相関関係はあると思います。先にも書きましたが「きちんとした分かりやすいノートをとることができる=頭の中がきちんと整理整頓されている」ことに他ならないからです。

 実は似たようなことが生活面でも言えるでしょう。時間をきっちり守って塾に行く、ZOOM指導の場合は時間どおりに勉強できる状態で入室するタイプの方が成績が上がりやすいです。
 

 逆に毎回、時間に遅れたり、忘れ物をしたり・・・さらに言うならば保護者の方も授業が始まる直前に資料(子供の宿題以外)を送ってくるようなタイプは全くと言っていいほど成績が奮いません。

 子供の宿題がギリギリになるのはある意味、仕方がない部分がありますが、そうではない資料をなぜ前もって送れないの?と不思議ですが・・・。つまりあらゆる面で管理ができていないわけです。

 生活面においてきちんとしたルーティンを守れないタイプは勉強においても問や本文をしっかり読めておらず「抜き出し」と言われているにもかかわらず勝手に自分の言葉で書いてしまうというようなことが日常茶飯なのです。

 勉強・・・というと知識をいかにインプットするかというイメージがありますが、それ以前の問題です。きちんと正しく知識をインプットするには何事においてもきちんと行動する、最低限のルールを守るという心がけがあってこそです。

 毎回、時間に遅れる(親が子供を授業ギリギリに起こすため)、授業中に食べ物を食べる、模試結果などの資料は授業開始と共に慌てて送られてくるというご家庭に限って「国語の成績が上がる特効薬が欲しいです!!」とおっしゃいますが、その特効薬こそが「生活習慣を整える」と言いたいです。

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