雑感

難易度の乖離がはんぱない!

 ある掲示板に次のように書き込まれていました。

「中一の子どもが取り組んでいる積み上げ式のテキストと塾で配布された国語の問題集の難易度の乖離がひどく、悩んでいる」

とのこと。この子どもさんは2つの教育機関から指導を受けている様子。基礎から少しずつ少しずつやる・・・それは大事です。しかし塾のテキスト(実際の入試対策)とのレベルの乖離をどうするか?これは大問題ですよね。

 これは国語に限ったことではありません。英語もしかり・・・。指導者にはいろんな考え方があります。例えばとにかく音読、多読をすることによって英語に慣れる。そうするとどんな問題でも対応できるという考え方の人がいます。 

 逆に音読も大切だけど、きちんとした構文等を覚えて受験テクニックを学ぶ方が近道だという指導者もいます。私が国語指導している高校生、最初は音読多読の指導を受けていましたがさすがに受験まであと1年足らず・・・となってからは受験専門のテクニック優先の指導者に変えました。

 では私自身の考えは?どちらも正しい・・・。それゆえ本人及び本人の一番身近である保護者が自分達に合った方法はどちらなのかを決断すべきだと思います。積み上げ式演習も大切ですが、それだと試験に間に合わないという危機感を覚えるのはごもっともです。

 もしも私が受験生であればやはり受験用の対策をとれるような指導を受けたいと思います。だからといって積み上げ式の完全になくすという訳ではなく、プラスアルファ受験テクニックを教わりたいという贅沢な考えです。

 私自身がそういう考え方なので、私の指導方針としては基礎をやりつつもがっつりと受験対策、テクニックを駆使した方法を伝授しています。一言でいうと自分が受けたい授業を再現しているといった感じです。

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