雑感

文章は口ほどにものを言う

 ひょんなことから「人の心を読むためのテクニック」なるものについて、私を含めた3人で話題になりました。きちんと体系化されたテクニックを学ぶことによって相手のことを理解できる。その結果、人間関係を円滑にしたり大切な決断時に失敗することが減るというメリットがあるそうです。

 ウーン、私としては目の前の相手に心を読まれるのはあまりいい気持がしないかなあ・・・と少々ネガティブに考えてしまいました。といいつつも、私自身が無意識に相手の性格といったものを文章から読み取っているのであまりエラソーなことは言えません(汗)。

 決して言葉遣いや敬語の使い方が正しい云々ではないのですが、が、が、文章の長さ、文章の書き出し、終わり方等々から、実際に話す以上に書き手の本質が見えます!!

 例えば・・・相手に物事を依頼する際に資料+「~して下さい」と丸投げするようなタイプ。こういうタイプに限ってこちらが色々と作業をした後にファイルを送ってもお礼の一言もないのです。

 逆に資料と共にちょっとした挨拶から始まり、文末は丁寧な依頼文を書いているタイプは、こちらから資料を送ったらすぐにお礼のメッセージとともに自分自身の行動課題等もしっかりと書いてくれます。

 ちなみに上記の2タイプ、実際に面と向かって話しているときは共に愛想笑い(?)&一応、礼儀正しいように見えるのです。しかーし!!文章を見るとどちらがまともなタイプかは一目瞭然ですよね?

  判断材料が文章しかないからこそ余計な情報がなく、書き手の本質が分かるとも言えます。そう、読み手にとっては書き手の顔が見えない上に文章は相手に一方的に読ませるためのものです。だからこそ読み手のことを考えてきちんとした書き方をすべきです。

 無意識に書くと・・・本性がバレます。逆に・・・実際に話すのは苦手だけれどというタイプ!相手に好感を持ってもらうためには文章が心強いツールになりえるのです。文章は口ほどにものを言う!

 

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