突然ですが・・・次のようなシチュエーションを考えてみてください。
・夕飯でカレーを作ろうと思って張り切っていました。
・いざ、カレー粉を入れる段階になってカレー粉がないことに気づきました。
その時、あなたは次のうちどの行動をとりますか?
➀まだ営業をしているお店にカレー粉を買いに行く。
②近所の方にカレー粉を借りに行く。
③途中まで作ったカレーを別のメニューにアレンジする。
➀~③どれも正解です。ただしそれぞれにリスクはあります。例えば➀は夕飯開始時間が大幅に遅れます。②は親しい近所の方がいなかったら無理・・・。③当初の予定とはメニューが変わる。
➀~③のどれを選ぶかは他の条件と照らし合わせて選ぶことになるでしょう。時間的余裕があるならば①、時間的余裕がなく、気楽に…というならば③。例えばコンソメを入れてスープにしたり、肉じゃがに変化させたりとアレンジすれば立派なおかずになります。
なぜ突然にこんなことを書くか?国語とはまさに①~③の内容を自分で考えて、さらにはどれを選ぶかも自分で判断するという土台を学ぶようなもので、国語以外の科目は「カレーの作り方」という知識を学ぶ場合が多いと思うからです。
圧倒的に国語以外の科目は「知識」を暗記すると解けるパターンが多いです。しかし、国語は「解き方ルール」はありますが「知識」を暗記しただけでは決して解けません。
だからこそ私は国語を教えるのが楽しいのです。正直言って、国語以外の科目は自分で調べたら絶対に解けるよね?という問題に関しても怒涛のように質問されて・・・少々、考え込んでしまうことが多いです。
むろん質問には答えますが、私が答えることによって生徒の考える力を奪ってるような気がするのです。ふーっ。自分で「調べる」「やってみる」「じゃあ、どうすればいいか?と考える習慣をつける子が伸びます!その考える力をつける科目は国語です。国語、大切ですよ~~~。