国語勉強法 記述のコツ

心情語が難しいっ②

 最近の国語の記述って・・・本当に難しくなりました。出題者が意図するレベルが高すぎっ!と言いたくなることもしばしばです。さて、前回は比喩的な心情語等々をしっかりと覚える、ある程度は暗記することが必要と書きました。

今日は逆に、丁寧に本文に人物の性格や心情等々が書かれている時・・・これも「要注意」です。つまり、登場人物の行動と性格に乖離がある場合などはツッコまれます。言い換えるとそのあたりの「乖離」をしっかりと記述に入れないと点数をもらえないのです。

例えば、内気で周囲のクラスメートとなじもうとしないタイプの男の子が学外で女の子としゃべっている場面を他のクラスメートにみられたとしたら・・・。目撃したクラスメートはびっくりしますよね。え??男同士でも仲良くしようとしないタイプが、女の子としゃべっている?!と。

逆にクラスの中心的存在でいつも友人に囲まれているタイプの男の子が学外で女の子としゃべってても誰も違和感を覚えないでしょう。いわゆる陽キャラの男子が女子と話しているところをクラスメートに見られたからと言って「まずい」なんて感じないわけです。

某小説内に、内気でクラスメートとなじもうとしない男子が学外で女の子としゃべっている場面をクラスメートに見られて、「まずい、やっかいなことになった」と感じる場面があります。

なぜ「まずい」と感じるのか?という問に対して単に「女の子としゃべっているのをクラスメートに見られたから」だけだと〇はもらえないのです。「内気でクラスメートの男子ともなじもうとしない自分が女子と話している・・・」という内容を入れて初めて〇なのです。

本文そのものがないので少々分かりにくいと思いますが、丁寧に人物の性格等々が書かれているときは要注意!!それらを考慮したうえで記述を書くということを意識しましょう。いやはや、本当に小説の心情に関連する記述って難しいですね。

 

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