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文章の型を身につける読み方(≠書き方)

 文章の書き方(型)は複数あります。例えば、意見文の場合は途中で必ず反論を入れる、読書感想文の書き出しは台詞だと印象に残るなどなど。

 これらの書き方(型)を生徒に伝えた直後は皆、きちんと型に当てはめて書くので文章構造、内容、字数共に短い時間でバッチリ!となる場合が多いです。

 しかし、時間が経つとすぐに忘れてしまい自分の今までのやり方にもどってしまうパターンが多いです。それゆえに字数が足りない、内容はチグハグということに(泣)。

 では、どうすれば正しい型を身に付けることが出来るか?むろん、何度も書く練習をすることは言うまでもありません。しかし、書く練習となると要するエネルギーと時間が半端ないですよね?

 実は短時間で楽で身に付ける方法が・・・教科書を読むときに「型」に意識しながら読むことなのです。実際、私は生徒たちに教科書を開かせて「ほら、ここに『確かに(反論)、しかし(反論の反論)』とあるよね?」といった具合に指摘しています。

 つまり教科書の文章こそが上手な、完璧な文章の見本なので、読むときに「型」に当てはまっていることを意識すればいいのです。教科書を単に作業として音読、黙読するなんてもったいないです。ぜひ「型」を学ぶためにも使いましょう。

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