中学受験の国語の問題でも、思考力・表現力を判断するために「記述問題」が増加傾向にあります。特に小説の記述問題では「登場人物の心情」に関する問題がよく出題されます。
心情は登場人物の行動や会話から読み取って記述することになるのですが・・・、これが難しい!!なぜなら比喩的表現等が多く、なんとなく感覚では分かるけれど言語化出来ないというパターンが多いです。
となると・・・ある程度、性格を表す言葉を覚える必要があります。そもそも、なんとなく感覚では分かるけれど言語化できないことの原因が“語彙不足”です。
たとえば「寡黙」「几帳面」「サバサバ」といった言葉を知らないだけでなく、性格を表す言葉だと認識できない子も少なくありません。こういった言葉をまず覚える、さらには比喩的表現の言い換え・・・例えば「くすぐったい気持ち」=「嬉しいくて照れくさい気持ち」といったような表現を一つずつ覚えましょう。
国語という科目における記述は誰が読んでも分かる表現を心がけなくてはならず、そのためには心情語そのもの、さらには心情語の比喩表現の説明を一つずつ暗記し、できることなら日常生活においてもどんどん使っていきましょう。