国語をはじめとして、あらゆる科目に有効な勉強法として「音読」が叫ばれている今日この頃。確かに目で見て声に出して・・・となると五感をフル活用することになり、良いことずくめっぽいですよね?!
しかし、目で読むよりも声に出すと「時間が異常にかかる」のです。そもそも文章を読むのが苦手、嫌いな子にとって難解なそれでいて超長文を音読させるというのはある意味「苦行」に他ならないと言いたいです。
はっきり言います。「音読神話」にがんじがらめになって苦しんでいる親子・・・意外と多いのです。まるで母乳神話に悩んでミルク育児していることに罪悪感を覚えている母親状態に陥っています。
音読しようが、しまいが、国語を解けるようになればいいわけですよね?ちまたで「音読神話」がまかり通っているため、親は必死で子供に音読させる。でも子供はやりたくないから棒読みのまるでお経状態。それゆえ、時間は異常にかかるものの全く内容が頭に入ってこない…というパターンを私はいくつも見てきました。
結局何が言いたいか?音読を苦行と感じないレベルならば、した方がいいです。しかし、苦行と感じるレベルならば無理せず「文章の型」といったものをしっかりと身につけて、目で文章を読みながらどの部分が結論か?を把握できるような訓練をした方が精神衛生上いいと言うこと。精神衛生上いい方が成績アップにもつながります。