国語勉強法 指導法

具体的に教えるとは?

「漢字や語句の意味を辞書を引いて意味を調べて下さい」
「親御さんがつきっきりで勉強を見て下さい」

 こんなことを言われ保護者の方は「はい!分かりました!やります!!」と言える人ってどのぐらいいるのだろう?と思わざるを得ません。

 小学生2人がいらっしゃる保護者の方が、子供さんが通う塾の先生から上記のようなセリフを頻繁に言われるそうです。保護者さんは「確かに小学生の内は親がかりだから・・・」と納得はされています。

 

 しかし!!実際につきっきりで上記のことを実行しようとすると子供が嫌がるそうです。思わず、そりゃそうだよ~~~と思った私。

 「忙しい中、付き合ってるんだから!!ちゃんと覚えてよね!」という雰囲気で親が辞書を引いて子どもと一緒に音読して、説明して・・・微妙な空気が想像できますよね。

 何が問題なのか?塾の先生の説明があやふやなのが問題なのです。もっと具体的に、しかも楽しめるような勉強法を伝えるべきなのです。

 例えば塾のプリントや問題集にかかれている漢字を含む例文、おもしろくないです!!だから私は保護者にいいました。

 「覚えるべき漢字や熟語を使ってオリジナルの、しかも笑えるような文を親子で作ってみてください」

「覚えづらい熟語の場合は、熟語の中に含まれる漢字を使った別の熟語を例示して説明すると覚えやすいです。例えば、『英断』・・・を覚えられない場合は『英雄』という熟語を示すことによって『英』の意味を実感させるなど。」

←これ、実際に私が生徒に行った方法です。どうしても「英断」を覚えられなかった生徒、「英雄」を示して「英」の意味を説明した瞬間に「あ、分かりました~」となりました。

 今回のまとめ。人にものを教える際には(塾の先生から保護者、保護者から子ども)とにかく具体的なやり方を示すこと!!これに尽きます。

 塾の先生は子供に教えるプロであって保護者に対して教えるのは本業外かもしれませんが、相手がだれであろうと「具体的に」を意識することがポイントです。

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