「時間がなかったから解けなかった」・・・これはほぼ100パーセントの受験生が持っている悩みでしょう。分かります・・・というよりも当然です。模試や入試問題は膨大な量の問題が出されますから。特に最近の半端ない量はいかがなものか?とは思いますがボヤいたところで問題量が減るわけではありません。
それゆえなんとか対策、練習をしておく必要があります。一番よくないのが「時間があったら解けていたのに」という発想。気持ちは分かりますが、あくまでも時間内に解けてこそ点数をもらえるのです。「時間がないから点数が悪い」というのは言い訳にしかすぎません。
むろん、過去問等に初めて取り組む場合などは時間無制限で解いてみて、まずは傾向に慣れることを優先させることはあります。しかし、ある程度のレベルになったら「時間」を意識すべきですし、そのように伝えます。
ところが、生徒たちに「このページを5分以内で解いてみて」と声掛けしたり実際に対面授業の時はストップウオッチを目の前において取り組ませるのですが全く時計を意識しないタイプが少なからずいます。そしてそのことを全く悪びれないのです・・・。
それでは絶対に伸びません。正しい答えを見つけられるのが目的ではなく、いかに速く正しい答えを見つけるかが大切だからです。何度も何度も本文を読んでじっくりと味わって・・・というのは読書です。
とにもかくも時間を気にしない、そして時間を気にしないことを反省しないタイプは解き方のルールや考え方等を伝えても・・・ハイ、全く通じません。結局「自分はきちんと読んでしっかりと考えている」という自己満足に陥ってしまって人の話が全く入ってこない状態。もったいないです。
自分のやり方でやっているから成果が出ない!ならば別の方法を試すのがベストだと一日も早く気づいて素直にトライしてほしいものです。こういった姿勢はあらゆうる場面にも当てはまります。人のふり見て我がふり直せ・・・自戒を込めて。