雑感

学びて思わざれば則ち罔し(くらし)

 先日嬉しいことがありました!!!資料問題に取り組むのは全くの初めての中学生。少々、ビビってしまっていたので・・・大問を一緒に授業中に解きました。その際に、どんなふうに資料を読み取るかといったコツや考え方を伝授。

 なんとなんと、授業が終わった後に彼女は自主的に別の資料問題を解いたそうです。そして間違えたのは1つだけだったとのことで、次回の授業で間違えた問題について一緒に考えていこうと思っています。

 で、で、で、私は何が嬉しかったか?生徒が自力で解いて正答率が高かったことも嬉しいですが、それ以上に誰に言われたわけでもないのに自主的に課題に取り組んだという生徒の姿勢が嬉しかったのです。

 そもそも、その生徒は自分の中では国語は決して得意ではないから・・・という理由で私と一緒に勉強することになったのです。つまり国語が大好きだから自主的にいくらでも(?)解いてみたいという事情では決してないのです。

 ふと、論語の一節が脳裏に浮かんだ私。それは

「子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。」

(訳「孔子先生はおっしゃいました。『学んで、その学びを自分の考えに落とさなければ、身につくことはありません。また、自分で考えるだけで人から学ぼうとしなければ、考えが凝り固まってしまい危険です』と。」

 本当にこの通りなのです。学んでも自分で学んだことを実践して自分の考えに落とさなければ身に付かないのです。逆に独りよがりだといつまでも成長が出来ない・・・。先の生徒は本当に素直&やる気があり、今後、間違いなく伸びるタイプだと見込んでおり楽しみです!!

-雑感

© 2024 作文110番