鑑賞 雑感

古典の通り?!

 徒然草235段に

 「主人のきちんといる家には、無関係な人間が勝手に押し入るような事はない。反対に、主人の居ない所には通りすがりの人間が勝手に入り込み、さらに、狐・梟のような霊性の強い動物も、人間が発する霊力に妨げられないから、わがもの顔に棲みつき、木霊(こだま)などという怪奇な精霊も出没するのだ。」

とあります。フンフン、確かに誰も住んでいない家は庭が荒れるし雰囲気暗いよね~なんて他人事のように思っていた私。まさか自分が3年以上家を空けることになろうとは!!

 今日、3年4か月ぶりに北海道の自宅に戻って来ました。とはいえ、滞在時間は22時間。家のメンテナンスのため、会ったのは工務店&業者さんだけ。親友にお土産を届けようにも彼女は入院中。。。

 こんな状態で恐る恐る自宅に戻ったのですが!!!変わらずきれいな状態でホッとしました。むろん最低限の手入れを工務店の方々がして下さっていたおかげです。 

 一泊だけなのでとりあえず布団だけを運び、家具類は全くない状態ですが賢い我が家以前に国語教室として使っていたお部屋に掘りごたつ式の机があるのでそこで作業できます。

 ちなみに掘りごたつ式の机は向きを変えるとすっぽりと床にはまり、上からカーペットを敷くと普通の床&お部屋になります。庭は私の強い要望で防草シート+砂利なのでさほど草ぼうぼうになっておらずホッ。

 この賢い家の設計をしたのは・・・ハイ、私です!!何日も方眼紙とにらめっこして書き直し、それを工務店に渡してさらにバージョンアップしていただきました。私の愛情という名の念が強いため?霊性の強い動物や精霊は入り込むすきがなかった?!と勝手に自画自賛です。

 それにしても・・・この年になって大好きな古典の一節を思い出す頃になろうとは、これまた夢にも思いませんでした。学んだことってふとした瞬間に出てくるから楽しいですね!

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