文章の型 添削

自己アピール文

 国語の文章の骨組みは「言い換え 対比 理由」です。実際、教科書等で目にする文章は全てと言っていいほど先の骨組みが組み込まれています。また、自分が文章を書く際には「骨組み」を意識する必要があります。

 一方的に自分の意見だけを書きまくるのではなく「反論」「反対意見」、そして「反論の反論」を入れることが有効です。そうすることによって説得力が増すのです。とはいえ、それは基本であって・・・求められている課題に対して答える!これが一番大切です。ですから、自己アピール文などはある意味「自分の長所」をオンパレードでいいのです。

 さて、某生徒が大学入試の自己アピール文において「少しマイナス的なこと+それをどんな風にして工夫して乗り越えたか」と書きました。とってもいい内容、文章だったので私はOKを出しました。

 ところが、別の先生から「マイナスなことは書かないように」と指摘があったそうで・・・。「マイナス的なこと」の内容にもよりますが、確かに某生徒の場合においては面接でツッコマれるのはよくない?!というケースでしたので私も「マイナス面は一切書かない」意見に賛成しました。

 つまり「自己アピール文」においては「いいこと」だけを書いていいのです!むろん、書き方を気を付けなくては単なる自慢や上から目線になってしまいますが・・・。

 私自身も自分のオンライン講座プログラムのアピールや講座内容については「講座を受けることによってどんなメリットがあるか」というメリットを述べています。個人的な問い合わせ等に対しては相手にとって想定されるであろうマイナス面もきちんと説明しています。

 このように「何を目的とする文章か」によって書き方を工夫することが大切です!大学入試の志望動機や自己アピール文・・・まさに佳境を迎えています。最後まであきらめずに頑張りましょう!

 

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