雑感

苦手ではなく好きだから

 「私は数学が苦手だから文系に進む」といった安易な選択はしないように!という文面飛び込んできました。某高校の文理選択についてのプリントの一部だったのですが・・・。こういった表現は、個人的には違和感があります。

 

 ①なりたい職業によって文・理系を選ぶ

 ②自分の適性や得意科目を生かす方向

が理想でしょう。「苦手科目を避ける」を言いかえると②に近いのでは?確かに単なる「食わず嫌い」の状態で「苦手」と決め込んで、安易に文理を決めるのはどうかと思います。

 でも自分なりに努力をしてみた結果「ああ、自分には○○が向かない。無理だ。」と感じたならば、堂々と「○○が苦手だから文系(あるいは理系)」でいいと思います。

 そもそも「苦手」のレベルが人によって違いますし・・・。私立文系専願だった友人たちは「理数科目が苦手だったから文系にした。」と公言していますが、彼らは全員「地元のトップ高校」出身・・・(汗)。

  中学数学レベルはきちんと身についています。高校の教科書が高レベルすぎだに違いありません。

 さらに言うならば、結局は「向き不向き」があると思うのです。一生懸命努力して成功した人からすると甘いと思われるかもしれませんが、究極は個々人のキャパシティーが違うのです。

 例えばバレーボールやバスケットボールではどうしても「身長」はハンディになりうるのと同様です。だから自分に合った選択を堂々としていいと思います。

 もちろん表向きは「○○が苦手だから」ではなく「□□が好きだから文系(理系)」と表現したほうが良いのは言うまでもありません!私が文系なのは当然「文系科目」を好きだからです!

 

 

 

 

 

-雑感

© 2024 作文110番