四字熟語 鑑賞

判官贔屓

 皆さんは「判官贔屓」という言葉を知っていますか?

ほうがんびいき【判官贔屓】

〔源義経が兄頼朝に滅ぼされたのに人々が同情したことから〕弱者や薄幸の者に同情し味方すること。また、その気持ち。はんがんびいき。

(大辞林第三版より抜粋)

 

 

 判官贔屓は日本人特有なのでしょうか?個人的には、おそらく日本人は判官贔屓的な思想が強い…と思っています。

 判官贔屓が悪いと言っているわけではありません。むしろ弱者に対する愛情を持つと言う事は素晴らしいと感じます。ただ・・・怖いのが判官贔屓的心理が強すぎると「冷静な」「客観的基準」を失ってしまうことです。

 

 双方の事情や言い分を知らずして(考慮せずして)一方的に片方を悪者に仕立て上げることを恐れます。さらに付け加えるならば・・・何らかのアクシデントやトラブルがあった時にどんな対応をするかがその人の本性を顕著に表すものだと常々感じています。

 

 人は次の3パターンに分類できるでしょう。 

 ①双方の事情に詳しいタイプが義経の味方をする。

 ②今まで、頼朝・義経双方に対してこびへつらっていた人が、途端に頼朝に刃を向ける。

 ③客観視する(なぜなら、当事者ではないため詳しい事情が分からないから)。

 

 ちなみに②が異常に多く、私個人としては②タイプの人に対して恐怖を感じます。この前まで頼朝・義経共に「神」のようにあがめ、依存し、助けてもらっていたのに突然に頼朝を攻撃する・・・・。おいおい、御恩はどうなった?!とツッコミを入れたくなります。

 

 ワタクシ?!ハイ、むろん③です。とはいえ、人間関係は変化がつきもので「反旗を翻す」なんて日常茶飯事です。

 

 それに対して、文章(意見文や小論文)では「最初から最後まで一貫している」ことが重要です。逆に言うと優れた文章は途中で脱線しているように見えても、きちんと最初と最後で辻褄が合うように書かれています。

 だからこそコツさえつかめば国語は簡単なのです。少なくとも人間関係よりは・・・。

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