国語勉強法

だから国語は面白い、面白くない

 

土曜日は雨が降りました。(     )運動会は延期になりました。

土曜日は雨が降りました。(     )運動会は行われました。

上記の文中の(     )にそれぞれ適する接続語を次から選びなさい。①だから②つまり③でも④ところで

 もしもこういう問題があったとしたら迷わず1文目には①だから、2文目には③でも、を入れるでしょう。もちろん小学1年生ぐらいだとウッカリ間違う・・・ということもあるでしょうが、少しずつ少しずつ練習していけば「だから」は「⇒」、「でも」は「⇔」と理解できるようになるでしょう。

 

 小学校までは接続語を入れる問題に関しては空欄の前後2文をしっかりと読めば正解を選ぶことが出来ます。でも中学校以降になるとそうはいかないことが!次の文を見てください。

 

①私は(僕は)農家出身です。(だから)土いじりが好きです。

②私は(僕は)農家出身です。(だから)土いじりが嫌いです。

 

 後半は真逆の内容ですが、2文とも「だから」で成り立つのです。①②ともに知人・友人達の台詞・・・。①に関しては「農家出身」☞「小さいころから土いじりに親しんでいる」☞「大人になった今も得意であり、しかも大好き。」、②は「農家出身」☞「小さい頃からお手伝いしていた」☞「しんどいし、友人と遊ぶ暇がなく嫌な気持ちだった」☞「土いじりは嫌い、したくない」

 

 つまり接続語を入れるべき空欄の前後2文のみならず、それ以外の文章全体の流れや内容を把握しておく必要があるのです。算数(数学)という学科では「1+1=2」と答えは1つです。(☚あくまでも学科における解答として)。

 

 でも国語は文の後半が真逆でもともに同じ接続語が入る場合があるのです。単純にパッと「だから」「でも」を答えることはできないのです。「だから国語は面白い」と私は思いますが「だから国語は嫌い、難しい」という声も聞こえてきそうです。ハイ、「面白い」「嫌い」「難しい」どれも正解です。

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