保護者の方から次のようなメッセージを頂きました。
「子供に音読するように言うのですが嫌だ嫌だと言ってやりません。先生の方から音読するようにお伝えください、お願いします。」と。正直言って迷いました。なぜなら私自身が音読は大っ嫌いでろくにしたことがないからです。
また、音読がいいというのは科学的に証明されているとはいえ、嫌々ながら音読したとこでそれは単に作業になるだけだと分かっているからです 。とはいえ無下にするわけにもいかないので・・・私は考えました。
そして、さりげなく生徒自身に音読をやっているか?と聞いてみたところ、当然(?)「嫌いだし、しない」とのこと。ちなみに国語の問題では本文中の空欄に正しい言葉を入れる問で彼は間違っていたので、空欄を含む前後に関してて音読をするように伝えました。
すると、音読をした瞬間に「分かった」と正しい答えを入れてました。そこで私は提案したのです。「音読することによって正しい答えがに気づけるよね。だから問題を解い後に見直しする際に1回さらっと音読してみよう」と。
目と耳で確認することによって正しい理解が出来ます。何が言いたいか?音読がいいからと言って頭ごなしにそれを強要したところでますます嫌になるだけです。そうではなく音読することによって、どんないいことがあるかを示した上で声かけすることが大切だと。
また、あまりにも長文だと飽きてくるのでピックアップしてして読むなどの工夫をすることも大切です。何事もそうですが、一般論として「○○がいいらしい」「○○がいいから」と押し付けても・・・結果にはつながらないでしょう。