国語勉強法

一文字違いで大違い

 「文字が思い出すたびに消え入りたくなるのに・・・。」

 上記の文を読んでどう感じましたか?え?文字って人間のこと?「文字」という名前の人がいるの?それとも「文字」が人間と同じように活動しているの?思い出すという行動をしたり、消えたりするの?と私の脳内は「???」でした。

 これは某生徒の記述の書き出しなのですが、当然採点は△です。正しくは「文字が」ではなく「文字を」にすべきであり、「思い出す、消え入りたくなる」の主語をきちんと書かなくてはなりません。

 ちなみに生徒本人に「この記述、どこがおかしいと思う?」と聞いても首を傾げるばかり。そりゃそうですよね。模範解答と似たようなことが書いてあるし・・・と本人は思っているわけですから。

 惜しい!日本語って一文字違いで大違いなのです。いわゆる「て、に、を、は、が」を使い間違うと全く違う意味になってしまいます。これらを誤った使い方をしても本人ではなかなか気づきません。

 さらに言うならば素人・・・保護者が採点すると甘くなってしまうことが多いです。何気なく見て「あ、模範解答等に近いし〇」とやってしまいがちです。

 とにもかくも「て、に、を、は、が」を意識しつつ文を書き、出来ることなら記述の見直し等については塾の先生に直接聞きに行くなりプロに任せましょう。年齢関係なく、日本語は一文字違いで大違いということをしっかりと意識しましょう。

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