中学・高校受験で出題される多くの小説では、文章の中で登場人物があるできごと(葛藤や対立など)を乗りこえ成長する過程がえがかれています。
つまり小説では最初から最後までずーっと平穏で同じ感情の場面というのはあり得ないのです。となると、問で「主人公はこの出来事を通してどんなことを感じましたか。」といった問では基本的には最後の場面、クライマックスをしっかりと読みましょう。
最後のクライマックスを読んでも選択肢で迷った場合は、選択肢内の文章にクライマックスの場面の言葉がいくつ入っているかをチェックし、使われている言葉が多い方の選択肢を〇にしましょう。
過去問2周目の某生徒。2回とも上記のような問題で間違えてしまいました。2回とも選択する答えも同じ・・・。生徒は前半の場面が自分の中に無意識に残ってしまったのでしょう。
選択肢5つのうち3つは消せたのですが、最後の2択で迷いに迷って自分の無意識に従って選択して撃沈。国語は100%本文にヒントがあります。とにもかくも自分の考え(無意識含む)をいったん横において、使われている単語等々をチェックする!!
本文の言葉が最後の2択のどちらにたくさん入っているかという機械的な作業をして淡々と進める方が冷静な判断が出来ます。迷ったらクライマックスの場面にあるキーワードをチェックする、これに尽きます。ぜひお試しを。