選択肢

1割のウソ

人はなぜ騙されるのでしょうか?相手の発言の「一部だけ」が嘘だからというのが理由の一つです。真っ赤なウソだと分かるならば騙されませんが、「きっと真実だろう」と思わせる要素があるから騙されてしまうのです。

いわゆる「詐欺師」はウソばかりを並べ立てるわけではなく経済の話など、9割以上は本当の話だそうです。彼らの話を聞いているうちに、すべてが真実に聞こえるようにするのがテクニックだという記事を読んだことがあります。

ちなみに国語における選択肢の問題も似たような要素を含んでいます。選択肢の文章全体が間違えているのではなく、9割は正解だけれど1割だけが謝りと言う場合がしばしば。(例)「何人かの人々(正解)」☞「すべての人々(誤り)」の場合、パッと読んだだけでは引っかかってしまうのです。

私たちは常に選択しながら生きています。パッと直感で決めるのもアリですが、重要なことや多額のお金がかかわる場合はじっくりと検証することが大切で、国語力をつけることは生きる力をつけることに他ならないと思う今日この頃です。

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