国語勉強法

音読み、どうやってさがす?

 皆さんは音読み訓読みの違いは分かりますか?分かりやすく言うと、音読みは中国から入ってきた漢字の読み方、訓読みは漢字に日本語に当てはまるように付けた読み方ということができるでしょう。

 それゆえ、見分け方としては

訓読み・・・聞いただけで意味をイメージができる

音読み・・・聞いただけでは意味をイメージできない

上記のように見分けるとやりやすいです。さて、小学校6年生の模擬試験にこんなのがありました。漢字が一つ与えられており、音読みを2つずつ記せという問題です。

 教え子ちゃんは一生懸命考えたのですが音読みを2つ・・・はなかなか出てこず、結局、ほとんどの問題は1つだけしか見つけることができていませんでした。じゃあどうやって音読みを探せばいいか? 

 探し方のコツはズバリ!熟語をいくつか作ってみることです。熟語に含まれる読み方をピックアップして、意味が通じれば訓読み、通じづらければ音読みと区別すればいいのです。

 例えば「西」。教え子ちゃんは訓読みの「にし」はすぐに分かりましたが、音読み2つがどうしても思いつかないのです。そこで熟語を作ってもらった瞬間に出来ました。ちなみにその熟語とは「西洋(せいよう)」「東西南北(とうざいなんぼく)」です。熟語になったため「ざい」と濁りましたが、音読みは「せい、さい」です。

 このように熟語を作ってみると、一文字だけをジーッと見ているよりも音読み、訓読みがはっきりすることが多いです。これは漢字に限らず新しく暗記する際も何かと関連付けたりすると記憶に残りやすいです。ぜひお試しを。

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