「明日は運動会が予定通り行われるそうだ。」この文を文節に分けると次のようになります。
明日は 運動会が 予定通り 行われるそうだ
ここで、「行われる そうだ」と分けるかどうか、迷うでしょう。文節は「ネ」を入れて切ると習うことが多く、それ自体は正解です。しかし、「ネ」で分ける方法には限界があるのです。
「行われる(ネ)そうだ」と分けても違和感がないですよね。でも、分けてはいけないのです。なぜ「そうだ」を一文節にしないのか?それは「そうだ」が助動詞だからです。助詞、助動詞だけで一文節は作ることができないのです。
つまり文節というのは「自立語」「自立語+付属語(助詞、助動詞)」この組み合わせしかないのです。言葉や文章で表現すると難しいのですが、問題集や教科書の裏表紙、表紙の裏に文法の表が載ってることが多く、その表を見ると少しは関係性が理解しやすいと思います。
とにもかくも文節というのは助詞、助動詞つまり付属語だけでは存在できないから「行われる」「そうだ」とはならないのです。それゆえ助動詞の種類をいくつか暗記しておくことも大切です。