「○○はどんな気持ちですか?9文字で抜き出しなさい」という問題があったらあなたはどうやって本文から答えを探しますか?
ハイ、「~~~な気持ち」をまずは探すでしょう。むろん大正解です。某生徒もきちんと「~~~な気持ち」と改訂ある文まではたどり着きました。答えは「~~~な気持ち」でピッタリ9文字になるにもかかわらず、なぜかご丁寧に「気持ち」を抜かした状態で9文字答えているのです。Σ(゚д゚lll)ガーン
別の学年、別の問題では「松尾芭蕉は草庵における隠棲と( )に生きた。( )にあてはまる、隠棲とは逆の意味の一語の漢字を同じ段落から抜き出して書きなさい。」という問がありました。
リアルタイムで学校で松尾芭蕉について学んでいる彼らなら楽勝と思っていたのですが・・・大半が沈没。なぜ?!あれほど芭蕉といえば「旅=人生」と念押ししたのに・・・。少なくとも問に「隠棲とは逆の意味」とあるので本文から「隠棲・・・ひきこもり?!」と逆の意味の言葉を意識すれば「旅」と入れることが出来たはず。
実は生徒たちは傍線の近くだけに情報を探していたのです。見つからなければ幅広く探すべきで、その際にまずは「問われていることに素直に」なればすぐに見つかるのです・・・。
また、キーワード、接続語チェック、問に使われている言葉をヒントにどの辺りに答えがあるかを検討するといった工夫も必要で、こういったことは毎回授業で述べています。新しい知識や方法を身につけるにはかなりの練習と時間がかかります。だからこそとにかく「素直に」を心がけて勉強に取り組んでほしいものです。