ある先生に聞かれました。「森下先生は宿題出しますか?」と。結論を言うと・・・私は宿題を出します。ただ宿題を出したからといって、生徒に強制はしません。いくら口うるさく言ってもやらない子はやらない、きちんとする子はするし・・・と思っています。
ではなぜ宿題を出すかと言うと
➀学んだことをきちんと定着して欲しいから
②具体的にどの部分をやればいいかということを示した方が生徒も助かるかなと思うから
以上2点の理由からです。
単に「勉強しなさい」と言うよりも具体的に「●ページの問1と問2だけ」とという風に具体的に細かく出すことによって学んだことが身につくと考えます。このように私は問題集などをすべて埋めた方がいいとは考えていません。あくまでも必要なところをピックアップしてそこだけやればいいのです。
そういった判断も指導者、プロだからこそできるのです。数うちあたればいいというわけでは決してありません。学年がかなり下の生徒さんの場合だと保護者が管理して宿題以外のこともさせようとしますが、正直言ってそれはやめてほしいです。
その子に応じたレベルの課題を出しているからです。自己流でやって間違いだらけ、時間をかけて無駄な努力をしてようやく正解する・・・よりもきちんと学んでやった方が時短になります。
間違ったやり方は生徒本人の自己肯定感を下げることにもなりかねません。このような理由から、適切な内容を学習して欲しいから宿題を出します。