語彙力 雑感

「共感」≠「共鳴」

 「共感するけれど共鳴はしてはいけません(マイナスのオーラ、波動、雰囲気の人とは)。」という文をある方のブログで読みました。確かにその通りだと思いますが。。。が、が、が、それが難しい~、さらに言うならば「共感」と「共鳴」という似たような言葉を使われると区別が難しい!と思います。

 

 中学理科で習う「音の共鳴」のイラストを載せます。音叉を2つ準備し、一方の音叉を叩くともう一方も共鳴します。でも2個の音叉の間の仕切り(ついたて)をすると影響は受けません。つまり「共感」とは寄り添いつつも一線を画すといった感じでしょうか。感情の「共鳴」に関しては「巻き込まれる」「悪影響を及ぼされる」といったニュアンスでしょう。

 

 ちなみに私は10年前までは、悲しいかな「共鳴」ばかりして大変でした。今は共感はするけれど共鳴したり、巻き込まれないようにしています。その際のキーワードは「ピボット」です。ピボットとはバスケットボールの動き(プレー)の名称です。

 

 作家、朝井リョウさんの「きみだけの絶対」という作品の中に「軸足はそのままで、寄り添ったり、本当に危ないと思ったら距離おいたり。とにかく自分がいる場所は変えないことが大事って。」というセリフがあります。

 それを見た瞬間にピーンときました!以来、自分が良くない空気に共鳴しそうになったら「ピボット」「ピボット」と呪文のように唱えています。一言で物事の本質を表現することは難しいですが、ピッタリの表現を見つけた時の喜びは最高です。

-語彙力, 雑感

© 2021 国語・読書感想文専門塾