古文 国語勉強法

古文のコツ

 

 「古文は外国語だと認識してね」と口酸っぱくなるぐらいに生徒に言っている私。とはいえ、こういう意見に反対する専門家がいるのも事実。どちらが正しいか正しくないかではなく、考え方の一つとしてとらえて下さいね。

 では、なぜ私が「古文は外国語」というか?それは「日本語表記だからといって侮るととんでもないことになるから」にほかなりません。なぜならば

①現代語と意味が違う単語が数多く存在する(例えば「ありがたし」は現代語では「ありがたい、嬉しい」ですが古語では「めったにない」となる)

②文法や決まり事をある程度覚えなくては太刀打ちできない、

この2点から外国語のようにとらえて、最低限のことを覚えないと解けないからです。最低限のことを覚えたからと言って古文を全文解読できるかというとむろんそうは問屋が卸しません。

 問いに「​①​を意味を考えて書きなさい」とあった場合に傍線①だけをジーッと眺めるのではなく、前後を眺めて意味を予測することが大切。☜これも外国語の長文を読むときと同様なのです。

 さて、今日の高校生授業でこんなことがありました。彼女は和歌の意味を選択肢5つのうち①と④で迷ったとのこと。答えは①。本文解釈した後には内容から①と分かったそうですが・・・。

 解説書を一緒に開いたところ、そこには「主語はお母さんなので①か②に絞られる」と書いてあります。思わず、私と生徒は目を見合わせてしまいました。「え???和歌には主語が全くないから迷ったのに!!何この解説!」と。

 ちなみにここでも英語と同じく、文の構造をきちんと把握すれば解けるのです。高校生なので、既に英語で5文型を学んでいるのでやりやすかったです。生徒に動詞(V)と目的語(O)を入れてもらったところ・・・。目的語が「しかばかり契り(約束)」、動詞が「忘れる」・・・。

 つまり「約束を忘れる」という構造が浮かび上がってき、そこで初めて「なるほど、忘れたのは息子ではなく母」と完全に理解できました。詳細を割愛しているので少々分かりづらいと思いますが・・・。

 要するに古文においては主語が省略されることが多いので、動詞、目的語を明確にする必要があります。そこをしっかりと把握できると文脈をとらえることが容易になります。古文を含む古典にはそれなりの「コツ」が必要です。「コツ」の一つが文の構造を把握することです。ぜひ皆さんもトライして下さいね。

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