国語勉強法

知っておきたい比喩表現

 比喩(もののたとえ)って難しいですね。もちろん「ガラスの心」といった一般的に使われるものだと「ガラス≒割れる」ので「ガラスの心」とは繊細な心と理解が出来ます。

 しかし、詩では作者が自由に物事を別のものに例えるので解釈が難しいです。ではどうすれば正しい解釈を出来るか?それは次の2点です。

➀タイトルから詩のテーマや比喩表現を読み取る

②有名な比喩表現を覚えておく。

②については「桜」=「いさぎよさ、はかなさ、美しさ」、「ドア、扉」=「人生に立ちはだかる困難」というのが「昔から日本人の中で受け継がれている一般的な」意味です。

 桜は「パッと咲いてパッと散る」といったイメージが一般的です。それゆえに「いさぎよさ、はかなさ、美しさ」となるのです。こういった意味を知らないため「桜」が意味するものとして「悲しさ」「はかなさ」「むなしさ」の三択で「むなしさ」を選んでしまった生徒もいます。

 また、日本人にとって「桜」は特別な花で「マイナス」イメージは少ないと知っていれば「はかなさ」という正解にたどり着きます。日本人だから国語を解ける…わけは決してありません。国語という学問としての知識を地道に学習していきましょう。

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