国語勉強法 記述のコツ

余計なお気遣い無用です。

 なぜ、勝手に自分で言葉をでっちあげるの~~~?!と生徒たちに言いたいです。彼らは皆、とっても前向きでやる気があるタイプばかり。つまりやる気が高じて❓余計なことをしてしまっているのです。

 例えば、

➀(本文)イメージを壊したくないから黙っていた。☞(本人解答)恥しいから黙っていた。

②(本文)余韻を残す。☞(本人解答)余韻を出す。

ウーン、微妙にニュアンスが違ってくるのです。一行だけ見ると分かりづらいですが、➀に関しては本文中に主人公が「イメージ」にいかにこだわっていたかが書かれています。
 

 だから解答ではそのまま「イメージを壊したくないから・・・」と書けば正解なのですが、わざわざ「恥ずかしい」と置き換えているのです。イメージがくずれて恥ずかしいかどうかは何とも言えません。

 また②に関しては「残す」≒「1の状態を1で保つ、あるいはせめて0.9辺りでとどめておく」という意味ですが、「出す」だと「0から1」というニュアンスになってしまいます。

 述語を別の言い方にしてしまうとこのように意味が変ってしまうことがあるので、よほどの比喩的表現等ではない限り素直に本文の表現を使いましょう。その方が時短にもなり、点数アップにもつながります。ぜひ参考まで。

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