解き直しノートっていうものを作ったことありますか?この解き直しノートっていうのは読んで字のごとく模擬試験や問題集で間違えたところをノートに解き直すことです。
学校の先生あるいは塾の先生が生徒に課題として出す場合が多いですし、解き直しノートそのものを作るということ自体はとってもはいいことだと思います。ただし・・・「正しいやり方」でという前提があります。
以前にこんな生徒がいました。学校の宿題で解き直しノートを作るように言われた。とのことで、間違えた問題のコピーを切り貼りして綺麗にノートにレイアウトしているのです。ところがす肝心の解き直すという行為は全くせずに答えを丸写し!
これじゃあ全く意味はありません。時間の無駄です。ちなみに指導者側が解き直しノートを作るようにと言うだけではこれまたひどい話だなと思います。具体的にどのようなノートをつくるかを言うべきだと思うのです。
さて私は解き直しノートとまではいかないにしても「確実に身につく解き直し方法」を提唱しています。それは具体的に以下のようになります。
➀間違えた箇所・・・なぜその答えを選んだかを書く
②解答を読んで納得すればOK
③解答(解説がある場合は解説も)を見ても納得がいかない・・・どの部分に納得が行かないか等を書く
④第三者から教わったことをメモし、要点をノートにまとめる
この方法をとることによって効率よく実力が身に付く、さらに言うならば将来、社会人になった時にもこのスキルは役立つので是非とも今のうちに身に付けましょう。
例えば上司に何か質問する際にただ単に「「分かりません、教えてくれませんか」というのと「自分はこう思いますが、この先が分かりません。ご意見をお聞かせください」と言うのと、どちらが印象良いでしょうか?
当然後者ですよね。前者だと場合によっては厳しく指導されます!「自分の意見はないのか?まずは自分で出来るところまでやれ(考えろ)!」と。つまり自分で考えるという行為をができるかどうかが大事なのですそ。そのためにも今の内から疑問や間違いに対する正しい姿勢をみにつけましょう。