文章の型 雑感

敢えて逆の言葉を使う!

 文章の骨組みに欠かせないものの一つが「対比」です。反対の意味を持つ言葉を敢えて使うことによって第三者に与えるインパクトがとっても大きいのです。

 これは、言葉に限らず料理にも当てはまります。「甘い」「辛い」など、味覚を刺激する二つの味がある時に、片方の味が他方の味の強さを強めるように変える現象を対比効果と言うそうです。

 塩の塩辛さがスイカの甘味を強くし、引き立てる効果がこれに当たります。甘みを出すために「砂糖」を大量に加えるのではなく、「塩」を加えることによって甘味が引き立つことが面白いです。

 さて、私自身に関して言うと・・・基本的に肯定的な表現をしますが、敢えて心を鬼にしてきついことを言ったりすることもあります。そのことによって相手に奮起してほしいからです。

 むろん「応援したい、味方だよ」という本心とは逆のことを言う場合は言葉そのものに愛情があればこそ響くと思っています。まさに言葉に魂を込めるからこそです。

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