雑感

先が分からないからこそ「今」を大切に

 

タイムマシンがあったら誰に会いたい?そしてなんて言いたい?」

 これは国語教室の体験会で、小学4年生に出したお題の一つです。このテーマに関して200字を目安に文章を書いてもらいました。

 彼は戦国武将、織田信長に会いに行って「本能寺で明智光秀に殺されてしまうから逃げて!」と言うそうです。私が「織田信長はいきなり知らない人(しかも子供)からそういうことを言われて、『承知いたした』と言うと思う?」と聞くと「いや、きっと聞かないと思う。」とのこと。

 でも・・・もしかすると彼あるいは別の人が実際にタイムマシンに乗って織田信長に忠告したのかも?!だから本能寺の変の後には織田信長の首はもとより遺体等が見つかっていない(もしかするとうまく逃げ切った?)と想像するのが楽しいです。

 もしも今、タイムマシンがあったとしたら・・・私は辛い時期を過ごしている過去の自分に会いに行きます。そして言うのです「今、めちゃくちゃ大変だけどあと〇年(☜長すぎ?笑)解決しているから絶対に絶対に大丈夫!!!」と。

 人は苦しさや大変さが「いつまで続くか」分からないから苦しくなると思うのです。つまり「いつまで」という期限があれば、分かっていれば頑張れます。いくら「明けない夜はない」「夜明け前が一番暗い」なんて言われても白々しく聞こえるだけです。

 と言っても今現在はタイムマシンがあるわけでもなく、どうするか?「今」自分に出来ることは何か?を考えて最善を尽くす、そしてその上で別の視点から物事をとらえる!これに尽きるでしょう。

 今、世の中は新型コロナウイルスでもちきりです。私は言いたいです。致死率が低い、ウイルスが体内に入ったからと言って全員が罹患するわけではない。ウイルス性なのだから基本的には安静にしておけば自然治癒するのです。

 毎日毎日、罹患者の数を数え上げて恐怖をあおる以上に、その陰で完全治癒している人の方が多いこと、経済的打撃の方が怖いということをもっともっと強調してほしいです。

 ある意味、こういった非日常のことがきっかけで自分の生活や仕事の方針等々を見直すきっかけになることは間違いないでしょう。物事を決して楽観するわけでもなく悲観するわけでもない。。。

 「今」出来る最善を尽くしたうえでの行動が明るい未来への近道だと思う今日この頃です。

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