雑感

地獄の沙汰も金次第?!

 

地獄の沙汰も金次第

【地獄の閻魔(えんま)の裁きも、金さえ出せば有利になるというくらいだから、この世では、銭金さえあればどんなことでも望みのままだ、というたとえ。】

  確かにこの諺は物事の本質をついているでしょう。入試ではあってはならないことですが、それ以外の場面ではかなりの部分、当てはまります。例えば入社試験等々では公募と言いながら実は8割以上が縁故(就職斡旋の見返りでお金を払う等は常識)で決まっているということも。

 

  また、芸術分野のコンクールでは入賞の見返り(お礼、口利き料)としてお金は発生しなくても審査員を務める人やその関係者にレッスンを受けることによって入賞しやすい作品に仕上げることがあります。つまり当日の審査そのものは公平ですが、前段階で指導料としてお金が発生するのです。

 

 でも、今の世の中100パーセント「金次第か」というとそうでもありません。お金がなくても努力が実を結ぶ素晴らしい社会でもあります。どの業界でも「お金次第」という部分と公平に「その人自身の価値」≒「お金の価値と同じかそれ以上?!」を認めてくれる部分が同居していると感じます。

  実際に私の知人は金銭絡むことなく雑誌やTV局から出演依頼を受けています。私自身も金銭から汲むことなく、北海道で1年半、ラジオのレギュラー出演をしていました。新聞取材の依頼も2回・・・、残念ながら1回目は諸所の事情からお断りし、2回目は既に茨城に来ていたため泣く泣くお断りしました。この世は「地獄ではない」ので「金次第」「金以外」の両方あり、とにもかくも自分に出来ることをコツコツと地道に続けていくことが一番かなあと思う今日この頃です。

-雑感

© 2024 作文110番