以前に、マージャンを習っていた時のことです。先生から
「特別な理由がない限り1、9、字牌から捨てる」
と学びました。テキストで学びつつ実践をやってみると・・・確かに!と納得しました。とはいえ「特別な理由」がある場合も存在し、そいう場合は思わずワクワクしアドレナリンが出まくった私です(笑)。
さて、国語も全く同じです。正直言って「解き方」「考え方」がきちんと存在するので私はまずそれを生徒に指導します。それに慣れてくると敢えて「例外」の問題を解かせます。
先日、某生徒にテキスト内の問題を「まずは①と②(共に選択肢の問題)だけ解いてみて」と言いました。解き終わったところで答え合わせをすると…全滅でした。
そこで生徒は気づいたようです。「あ、これは通常の解き方は通用しない問題だ」と。後半は・・・考えに考え抜いて(厳密に言うと出題者の意図をしっかり読んで)全問正解しました。
ちなみに、この時の文章は俵万智氏のエッセイです。俵万智さんの文章は意外と難解で中高生泣かせです。難解な文章が出てくるとどうするか?
「通常の解き方ではない」ことを意識する+難解な文章の作者を何人か念頭に入れておくといいでしょう。それにしても・・・俵万智氏の〈「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日〉に対して
「それはあなたにとってだけでしょう?」とシビアに呟いた生徒・・・。私はその生徒の冷静さが大好きですし、そういった客観的視点を持つことが国語の問題を解く上では一番大切です!!!