慣用句・諺 雑感

杞憂

 杞憂(きゆう)」という言葉があります。意味は「心配する必要のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。(中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという、「列士」天瑞の故事から)」。

 出来ることならば、何も不安を抱いたり心配をしたりせずに日常を過ごしたいけれど・・・そうはいきません。どうしても、人間は起きもしない将来の不安を必要以上に大きく感じます。

 禅の考え方によると「感じる不安の9割は起こらない」そうですが・・・。とはいえ不安があるからこそ最悪の事態についての備えが出来、命にかかわる場面では必要以上に不安を感じる方が生物としては正しい選択だったといえます。

 また、勉強においても「試験で失敗したらどうしよう」と感じるからこそ、必死で勉強するのです。「○○校、△△大学に入りたいから勉強する」とは言いかえる「○○校、△△大学を不合格になりたくない、不合格になるかも?」という不安や心配なのです。

 結局は「不安」「心配」とうまく付き合うことが理想です。また、厄介なことには心配性のタイプだと「誰に相談しよう?拒否されないかな?」と不安にすらなるのです。個人的には「誰に相談しよう?」と不安になり、あれれやこれやと画策することは大いに結構、むしろ人選をすべきだと思っています。

 私自身、この人選には異常なまでにこだわります。うっかり「合わない」タイプに当たった場合は速攻で人を変えます。だから私自身は「来るもの拒まず去るもの追わず」です。指導を受けてみたいという方、大歓迎です!無料体験もあります~。

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