雑感

文章とは技法です。

 「うっ、な、ナニこれ・・・。読めない。目がちかちかする・・・。」

思わず送られてきたデータを見て目が点になりました。B4サイズの履歴書にびっしりと経歴、職歴が書かれているではありませんか!!

 いえ私が欲しかったのは小中学生向けにどんな講座を提供できるか?それについての具体的な内容が欲しかったし、それをお願いしたつもりだったのですが。

 ことの発端は某方からの依頼です。某方から私がお世話になっている公共団体に自分の活動を紹介してほしいと頼まれたのです。知人たちから「なぜそんなにたくさん公共団体から お声がかかるのか?」とよく聞かれる私。

 私の場合は運が良かったのです。とある恐恐団体の方が私のHPを偶然に見つけて読書感想文の講座を依頼してくださったのがスタートです。公共団体同士でのつながりから、あちこちでも声をかけていただけるようになりました。

 幸い、お仕事をさせていただいて2~3年たつとお互いに信頼関係もできたので、私がどなたかを紹介…(採用されるかどうかは別として)までになりました。

 担当職員から、「まずはどんな講座ができるか、簡単なプロフィールをメールで送って欲しい」と言われたのでその旨を知人に伝えたら、先のようなびっしりの履歴書が送られてきたという次第です。

 私はもちろん 担当の方が聞きたいな そんなことではなく、小中学生に対してどんな講座ができるか ?講座の難易度、経費などなど、それだけを知りたいのです。にもかかわらず職歴から何からびっしり書いてあるのです。むろん、すぐにシンプルにしてくれるよう伝えましたが・・・。

 実はこれ 文章を全く同じです。前回も書きましたが、今、聞かれてることは何か?どう答えるか?それだけを意識して とにかくシンプルにながらも熱く語る!これがポイントです 。

 ちなみに…私の知人、履歴書にびっしりと書くべき内容があるぐらいの超エリートの方です。最終学歴や職歴は誰もが知っている、泣く子も黙る…です。つまり、文章の書き方・伝え方は頭の良しあしというよりも「技法」だということがこれでもお分かりになると思います。

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