指導法

理科の文章題を翻訳するの巻

 あらゆる科目は国語力が基本!今回は理科編!

 理科では次のような文章があり、きちんと読まないと間違えます。

①「エンドウの種子のまる・しわのように一方しか現れない2つの形質のことを何というか。」答えは「対立形質」、別の問題集では①の下線部が「同時に現れない二つの形質」となっているのです。

 つまり「一方しか現れない」=「同時に現れない」が同じ意味だと気づかなければ「?」となったり別のことを答えてしまうのです。

 また、別の問で②「子に一方の親の形質だけが現れるとき、現れないほうの形質をなんというか。」答えは「劣性形質」。よく読めば分かりますが、①と②は使われている言葉が似ているためパッと読んだだけで「あ、分かった~」と判断すると間違います。

 クイズの早押しではないのだから、きちんと最初から最後まで文章を読んで「何を問われているか?」「言い換えるとどういうことか?」と意識しながら新しい知識を取り入れる工夫が大切です。

 そして・・・これらを読んでお気づきだと思いますが、一問一答といった暗記だけでは対応できないのです。一問一答が悪い訳ではありませんが、きちんと理解して覚えることを意識しないと無駄になるということです。

-指導法

© 2024 作文110番