「好きなものを見つけよう」「夢中になれるものがを見つけよう」
これらのフレーズ・・・皆さんはどう思いますか?おそらく「その通り」と思うことでしょう。と同時に、保護者の立場であれば子供たちにはぜひ「好きなもの」「夢中になれるもの」を見つけてほしい、そのための協力は惜しまないという気持ちでしょう。
それゆえ、幼いころからいろんなチャンスを見つけて体験させたり習い事をさせたり・・・その中で好きなこと等が見つかる子もいればそうでない子もいます。
正直言って・・・「好きなこと、夢中になれるもの」を見つけなくてはならない!という呪縛にがんじがらめになっていませんか?と言いたくなります。同業者のブログ等を見ても夢中になれるものがある子のほうが伸びる等々、まことしとやかに書かれています。
確かにその傾向は強いでしょう。しかし、「まだ見つかっていない」状態の子たちがダメなのか?というとそうとも言い切れません。正直言って私自身、めちゃくちゃ夢中になれるものは?と聞かれと答えに詰まってしまいます。
むろん、楽しいと感じるものごとは多いです。しかし突出して「これ!!」というものは・・・「ありません」!!(苦笑)。あえて言うならば「寝ること」が楽しいです。とにかく「寝る」ために頑張っているという、少々、不健康な?!日々のことが日常茶飯です。
かといって不幸か?と聞かれると「ノー」です。声を大にして言いたいです。「めちゃくちゃ幸せだ!」と。なぜなら健康で行動できるからです。「これ」と一つに決めなくても行動すること、そのことが楽しいのです。
現代社会を生きる私たちは、「好きなこと、夢中になれることを見つけなくてはいけない、見つけられると幸せ」という呪縛にとらわれていると言いたいのです。そんなものは気が付いたら「見つかっている」のであって、そのためにはとにかく健康で行動する、これに尽きるかなあと。
先に私は「不健康な?!日々」と書きましたが、逆説的ですが健康だからこそ不健康な日々を送ることができるのです。とにかく「健康な状態で動く」これが一番大事だと思う今日この頃です。