指導法 雑感

読書感想文の書き方を学ぼう

 

 さかのぼること数年前に、童話「シンデレラ」を例に読書感想文の書き方を細かく指導するマニュアルをある小学校が配ったところ、SNSで賛否の意見が飛び交う議論になったことが朝日新聞で紹介されました。詳細は☟

https://www.asahi.com/articles/ASJ8W4RCMJ8WUTIL00M.html

 もしも私が親の立場だったら、こういうマニュアルを配布してもらうのはとっても嬉しいです。なぜなら「自由に書くように」と言われてたところで、全く「型」がなかったら戸惑うだけだからです。そもそもストックがない状態ではアウトプットは出来ません。

 だから「書き方」というものをインプットしてストックしておくことはとっても大切だと考えています。もしも書き方を知らずして、尚且つ純粋に正直に書くならば「主人公が・・・した部分が面白かったです」「○○が□□する部分が可哀想でした」といったような文が大量に並んで終わり、となるでしょう。

 某小学校の先生が配布した資料が「具体的」過ぎたから批判があったのかもしれません、しかし、きちんとしたパターンや型を学んだ後に、内容に自分らしさを盛り込めばいいのです。

 これがいわゆる「道具」であれば、安全性を考慮して、指導者は徹底的に「使い方」を教えるでしょう。もしも包丁やハサミの使い方をきちんと教えなかったら大きな事故につながりますから。

 なぜ道具の場合は「使い方」「用い方」を教えるのに読書感想文については「書き方」を教えないのか?と不思議です。確かに見た目の大きなケガや事故はありません、しかしきちんと学ばないと時間をかけた割には中身はダメという状態が長く続きます。

 折角、時間をかけるならば「正しい書き方」を学ぶことによって「分かりやすい文章の書き方」といった応用にもつなげたいものです。

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© 2021 森下藍理 国語・文章・読書感想文指導講師