「家庭環境が複雑なお子さんに対する対して う接していいか?」という相談を同業者から受けました。生徒は決して虐待されてるとかそういうわけではありません。しかし中学生という思春期の彼にとっては家庭には居場所がないそうです。
で、で、で、私は何と答えたか?結論を言うと「何もしない。たんたんとフツーに接する。」と答えました。家庭の問題に私たち塾の指導者が立ち入っていいのかと考えた場合に・・・ 関わるべきじゃないなと思ったからです。
もちろん生徒や家庭からSOS があればできる範囲において知恵を絞ります。しかし 何もあちらから言われてないうちから勝手な思い込みや同情で口出しは一番やっちゃいけないのかなと思うからです。
正直言って家庭環境に恵まれないにはある意味、不幸なことですよね。「もしも家庭環境が良ければ本当は彼はもっと伸びるのに」同業の先生は言いますが・・・。もしかするとそうかもしれません。
でも長い人生において本当に、何が正解なのかなんてわからないですし、もしかするとこの家庭環境の複雑さが将来的に生徒にとってプラスに働くかもしれないのです。「あの時のあの大変さがあったから今がある」と思える可能性はゼロじゃないわけです。
家庭環境のせいで本人が自暴自棄になる可能性もないことはないですが、今後のことを私たち他人がああだこうだと介入すべきではないと思います。
冷たい言い方かもしれませんが やっぱりそれぞれ 、自分の中でできることをやる…それしかないです。その、できることのうちの1つが見守るということです。今日はかなり考えさせられた1日でした 。