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何度教えたらわかる?

 「このプリント、一体何回目でしょう ?( ノД`)シクシク…」というLINEを保護者から送られてきました。ウーン、確かに気持ちはわかりますが・・・。

 生徒によっては同じ問題を日を開けて5,6回やっても前回と同じところは間違えるというパターン、ちらほらあります。特に学年が低い場合はそういう傾向が多いです。

 この回数というのは自主学習はもちろん、指導回数も含まれます。つまり、解説を聞いたときは「わかったつもり」になっているだけで実は 本人は納得はできていないわけです。

 となると・・・本当に理解できているか?納得できているか?を確認するためにも何度も何度も繰り返し演習するしかないのです。

 保護者をはじめ大人たちからすると「簡単」と思える内容に対しては子供たちも簡単に理解できると思いがちですがそうではないのです。

 これが技術的なこと、例えばピアノをはじめとした楽器演奏などであれば頭でわかっていても理想通りには再現できないことに対しては一定の理解を大人たちは示します。

 しかし、勉強となると自分たちにとっての当たり前が子供たちにとっての当たり前ではないという乖離が起こるのです。

 ではこの乖離を埋めるためには、何回演習をすべきなのか?これに関しては生徒の性格、年齢等々あらゆる事情が絡んでくるので何とも言えません。

 ただし1つだけ言えることは何度も繰り返すことによって「理解できる日」が来るということです。少なくともほかの科目よりは理解できる日が来る確率が高いです。

 なぜなら日常的に日本語を使っているからです。自分は無意識に話しているからこそ他人の文章を読み取れないのです。

 それゆえ、指導する際には本人が話した言葉や内容を聞き取って板書し、そこから文章構造等を一緒に考えるという指導をしています。国語は時間がかかってもやり方さえ間違わなければかならずできるようになります!

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