作文

経歴や結果ではなく・・・

 最近、異色な経歴を持つ人と話す機会が多いです。正直って私は目の前の方の経歴にはあまり興味はないです。むしろ、なぜその経歴に至ったのか?どのようにして、どんなきっかけで今に至るのか?

 例えば転職であったりステップアップに至る過程を知りたいです。でも相手の人はは自分の経歴や仕事内容などを一生懸命に語るのです。肩書にあまり興味を示さず過程を気にするのは私くらいなのかもしれませんが。

 ただこれは 自己PR 文の時などに関しては気をつけるべきです。 こんなことしました。 あんなことしました。こんな賞を取りました! 僕、私 すごいですということを試験をする側は聞きたいわけではありません。

 過去に指導した文章に次のようなものがありました。「運動部の僕にとって怪我はとてもダメ 精神的に肉体的にダメージの大きいものでした。でもそれを乗り越えて県大会で優勝しました。」といった内容。

 「いやいや、つらかった時を具体的にどうやって克服したか?をを 書くことによって本人の個性や魅力が伝わるのです。」と私はアドバイスしました。

 後日、保護者が入試説明会で「経歴ばかりを書く自己アピール文が多すぎる。それはダメ」と校長先生に言われたそうで、私の言ったとおりだと大きくうなずいたそうです。

 むろん、生徒は受かりましたし、文章だけのおかげで受かったとは言いませんが、少なくとも最初の文章のままだとかなり評価を低かったと思います。何かを成し遂げるまでの過程、失敗をどうやって乗り越えたかが魅力です。

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