作文

誰に対しての作文か?

 

   作文って難しいですよね・・・。なぜなら「答え」がはっきりしないからです。それは作文に限らず芸術にも当てはまりますね。ではどうやって勉強すればいいか?「型」を覚えるのは基本中の基本ですが、それ以外はどうすればいいの?!と言いたくなりますよね。

 ズバリ!答えは「出題者、相手」は何を求めているか?という原点に戻ってほしいのです。例えば、警察官の試験について考えてみましょう。採点する人は誰でしょうか?ハイ、警察官ですよね?!つまりは文章のプロではないのです。

 だから、難解なことを必死で覚えて書く必要はなく(専門的な法律事項等は警察学校に入学後に学びます)自分の意気込みを「具体的に」書くことが大切なのです。そして試験官(警察官)に一緒に仕事をしてもいいかな?と思わせることが大切なのです。
  

 先日、警察官志望の方の作文添削をしましたが、事件の具体例を挙げたまではいいのですがそれに対する自分自身の対応についてが言葉足らずだったので、その部分をしっかりと具体的に書くように伝えました。

 彼は「市民に寄り添う」ということを伝えたかったようなので、事務的に対応するのではなく「○○○・・・」と声をかけます、といった具合に書くようアドヴァイスしました。。これは学校の入試などにも当てはまります。作文を書かせることによって「どんな人物か」とみるのです。

 専門的なことや上手な文章を書きたいという気持ちは分かりますが、それ以上に大切なのは「相手がどんな人物を欲しがっているか」をきちんと見極めること!これを肝に銘じた方がいいでしょう。

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