雑感

間違ってもいい・・・が嬉しかった。

 「間違えてもいいんだよ、という言葉が嬉しかった」

 これは体験授業を終えた後の小6の生徒のセリフです。体験後に保護者から指導継続の意思とともに先の言葉が伝えられました。びっくりしました。「え?そこ?」と。「授業が楽しかった。」「授業が分かりやすかった」ならばともかく・・・。

 苦手科目の場合、正解よりも間違いのほうが多いですよね。すると周囲はどうしても「何この点数?」「どこを間違ったの?なんで間違えたの?」と問い詰めたくなります。仮に問い詰めなくても雰囲気で出てしまいます。

 子供はとっても敏感なので口うるさく言わなくても、口では「次、頑張ろうね」と前向きな?言葉をかけられたとしてもそれが本音なのかそうではないのかを瞬時で見分けます。

 そもそも間違いをしない人はいない、間違いから学べばいいのです。頭では分かっていてもなかなかそうは割り切れないのが世の常ですが、少なくとも「間違ってもいい」という意識を保護者には少しでいいので持ってほしいです。

 私自身は「どんどん間違っていいよ。そこから学べばいい」というスタンスを貫いています。究極・・・0点だった場合でも絶対に責めたりしません。むしろ笑い飛ばします。「なかなか0点ってとれないよ~~~。」と。

 「これ以上下がることないし、さあ、次はどれだけアップするかを楽しみに頑張ろう。」というスタンスです。身内だとなかなかここまでは割り切れないならば、せめて「間違いを責めない」指導者を選ぶことが大切かなと思います。

 将来的に、自分の意見をしっかりと持ち、それを発言できるようなタイプに育つことこそが、本人が「生きていく力」を身に着けたことになると思うからです。

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